2012TDAファイナル 競技委員長総評
放射冷却現象による冷え込みで車一面に霜が降りた11/25
2012TDAファイナルが開催されました。
前回から試験的に始めた1.6?以下クラスのリミテッドクラスの評判が良かった為、 この最終戦も採用。そのかいあってか、両クラスWエントリ−を含む25台は過去最大数。 遠くは広島から新型パジェロディ−ゼルロングも初参戦。いつも気になる天気も快晴 スタッフも熱い戦いを期待します。
今コ−スは前半に逆S字を加えたトリッキ−なコ−ス、その難しいS字を抜けると 海に向かって加速、そして大きな右コ−ナ−に入る高速エリア、最後にパイロンを 置いた素早い加重移動が必要となる複合コ−ス。
エントリ−台数が多い為、練習時間を若干縮め昼休みを撤廃するという状況下、練習終了後 いよいよ最初の対戦相手を決める恒例のTIMEアタックが開始された。
この時点で一番時計を刻んだのはアンフィニ−クラスにエントリ−する昨年の総合チャンプ後藤選手。 TIMEはただ1人50秒を切り、今年2連勝をし12年度王者に王手を掛けている同僚川添選手の 3連覇を阻止をするのは自分だと猛烈にアピ−ル。
その川添選手は総合優勝を意識したか痛恨のスピンを喫し最下位を刻む。
総合優勝が決まるファイナルステ−ジも大変気になるところだが、今回の注目は なんといってもサンバー軽トラック4WDでリミテッドクラス出場の王丸選手。
1回戦は、いつものデリカ3.0ではなく、耐久競技で使用するパジェロJrを TDAで初パイロットする中村和成選手が相手となり、あえなく敗退するも それで力みが取れたか敗者復活戦から次々同じ排気量のジムニ−を撃破!初出場ながらBEST4まで進出。 しかし流石に疲れたか決勝まで進めず3位決定戦でも敗れるも4位という好成績を残しました。
表彰台を席巻したのは、ロングではかなり苦しいコ−スであったにも関わらず、前回に引き続き パジェロロングを駆る、選手会長中村選手が優勝。
準優勝は打倒中村を謳いながら決勝で敗れ夢かなわずデリカ使いの宮崎氏がGET。 そして3位は2度王丸選手を破った選手会長の実兄中村和成選手が、初のお立ち台へ登った。
リミッテッドの熱い戦いも冷めぬまま、いよいよ無差別級アンフィニ−が始まる。
今回広島から初参戦の枝木選手はWクラスエントリ−で参戦。新型パジェロロングディ−ゼルを 果敢に操りリミテッドクラスにおいて敗者復活戦ながら初勝利の喜びを味わった勢いで このアンフィニークラスにも参戦したが、流石にまだコ−スや駆け引きになれていないのか 力を発揮できず、勝ちがつかないまま敗退したが、次回こそ新型パジェロの底力を見せてもらいたいものです。
今年負け無しの川添選手が3連覇するのか、はたまた同僚後藤選手が、KING廣瀬選手が それを阻止するのか!この3人を軸にいつものように展開すると、誰もが思ったのだが 何と2回戦において川添選手と廣瀬克美選手がぶつかる事に。
結果はこれが今年の走りだといわんばかりに、派手な走りを一切封じたグリップ走行にて 先に、弟廣瀬玄造選手を破りBEST4一番乗りを決めていた僚友、後藤選手が待つ BEST4へKING廣瀬克美選手を倒し川添選手が進出。
BEST4、3番手を決めたのは、苦手なトリッキーコ−スを克服した選手会長中村選手。
最後のキップを兄弟で争う事になったKING廣瀬克美選手は、ここで弟玄造選手に破れ敗退。
ファイナルステ−ジのBEST4は、後藤VS中村、川添VS廣瀬(玄)という組み合わせ。
結果、決勝はやはりこの両名、後藤VS川添。
3位決定戦は廣瀬玄造選手が兄に代わって久々のお立ち台をGET。
そしていよいよ運命の決勝ラウンドが始まる。
気になる総合優勝は、川添選手がBEST4に進出した時点で確定しているが 今年僚友に2回も返り討ちにあった後藤選手がどう攻めるか そして迎え撃つ川添選手の走りにも注目が集まる中、両者のマシンがスタ−ト。
甲高いエキゾ−ストを奏で走る後藤エスク−ドはフロントの位置をしっかり 進行方向に見据えながらマシン同様、派手なカウンタ−やドリフトとクリッピングポイントを 奥でとらえる閃き的な走りで、逃げるそして追う。
最大の武器はTDA一の先読みと卓越した駆け引きだと自他共に認める川添選手は 今年よりパジェロミニからエスク−ドにスイッチした途端、表彰台の真ん中を席巻。
そんな彼の走りはドリフトを封印した後藤選手とは真逆のグリップ走行を得意とする。
しかし決勝ラウンドにおいて、川添選手は封印していたドリフト&カウンタ−走行で 後藤選手とバトルをやり始めたのだから、我々スタッフやギャラリ−も驚く。
結局己が走りに徹した後藤選手が先行後攻の2戦とも川添選手を圧倒し、ファイナル ステ−ジにて今年初勝利をあげた。
川添選手の後日談「後藤の走りが今日は完全に決まっていたので、何となく後藤選手の 走りで勝負したくなった」との事 多分引き込まれるくらい、後藤選手が乗れていたのでしょう。
こうして夏を感じさせる熱い11月のTDAファイナルは横転や怪我人もなく無事終了。
来年は皆さん御承知のとおり、ここモビリティおおむたが閉鎖の為、TDAは場所を 移動しての開催となりますが、正直未だ白紙の状態です。
しかしながら、この熱い戦いをこのまま終わらせる訳には行かないので きっと来年も開催、いやもっと面白く開催いたします。
来期もぜひともご参加、応援のほどよろしくお願い致します。
TDA実行委員長
2012TDAファイナルが開催されました。
前回から試験的に始めた1.6?以下クラスのリミテッドクラスの評判が良かった為、 この最終戦も採用。そのかいあってか、両クラスWエントリ−を含む25台は過去最大数。 遠くは広島から新型パジェロディ−ゼルロングも初参戦。いつも気になる天気も快晴 スタッフも熱い戦いを期待します。
今コ−スは前半に逆S字を加えたトリッキ−なコ−ス、その難しいS字を抜けると 海に向かって加速、そして大きな右コ−ナ−に入る高速エリア、最後にパイロンを 置いた素早い加重移動が必要となる複合コ−ス。
エントリ−台数が多い為、練習時間を若干縮め昼休みを撤廃するという状況下、練習終了後 いよいよ最初の対戦相手を決める恒例のTIMEアタックが開始された。
この時点で一番時計を刻んだのはアンフィニ−クラスにエントリ−する昨年の総合チャンプ後藤選手。 TIMEはただ1人50秒を切り、今年2連勝をし12年度王者に王手を掛けている同僚川添選手の 3連覇を阻止をするのは自分だと猛烈にアピ−ル。
その川添選手は総合優勝を意識したか痛恨のスピンを喫し最下位を刻む。
総合優勝が決まるファイナルステ−ジも大変気になるところだが、今回の注目は なんといってもサンバー軽トラック4WDでリミテッドクラス出場の王丸選手。
1回戦は、いつものデリカ3.0ではなく、耐久競技で使用するパジェロJrを TDAで初パイロットする中村和成選手が相手となり、あえなく敗退するも それで力みが取れたか敗者復活戦から次々同じ排気量のジムニ−を撃破!初出場ながらBEST4まで進出。 しかし流石に疲れたか決勝まで進めず3位決定戦でも敗れるも4位という好成績を残しました。
表彰台を席巻したのは、ロングではかなり苦しいコ−スであったにも関わらず、前回に引き続き パジェロロングを駆る、選手会長中村選手が優勝。
準優勝は打倒中村を謳いながら決勝で敗れ夢かなわずデリカ使いの宮崎氏がGET。 そして3位は2度王丸選手を破った選手会長の実兄中村和成選手が、初のお立ち台へ登った。
リミッテッドの熱い戦いも冷めぬまま、いよいよ無差別級アンフィニ−が始まる。
今回広島から初参戦の枝木選手はWクラスエントリ−で参戦。新型パジェロロングディ−ゼルを 果敢に操りリミテッドクラスにおいて敗者復活戦ながら初勝利の喜びを味わった勢いで このアンフィニークラスにも参戦したが、流石にまだコ−スや駆け引きになれていないのか 力を発揮できず、勝ちがつかないまま敗退したが、次回こそ新型パジェロの底力を見せてもらいたいものです。
今年負け無しの川添選手が3連覇するのか、はたまた同僚後藤選手が、KING廣瀬選手が それを阻止するのか!この3人を軸にいつものように展開すると、誰もが思ったのだが 何と2回戦において川添選手と廣瀬克美選手がぶつかる事に。
結果はこれが今年の走りだといわんばかりに、派手な走りを一切封じたグリップ走行にて 先に、弟廣瀬玄造選手を破りBEST4一番乗りを決めていた僚友、後藤選手が待つ BEST4へKING廣瀬克美選手を倒し川添選手が進出。
BEST4、3番手を決めたのは、苦手なトリッキーコ−スを克服した選手会長中村選手。
最後のキップを兄弟で争う事になったKING廣瀬克美選手は、ここで弟玄造選手に破れ敗退。
ファイナルステ−ジのBEST4は、後藤VS中村、川添VS廣瀬(玄)という組み合わせ。
結果、決勝はやはりこの両名、後藤VS川添。
3位決定戦は廣瀬玄造選手が兄に代わって久々のお立ち台をGET。
そしていよいよ運命の決勝ラウンドが始まる。
気になる総合優勝は、川添選手がBEST4に進出した時点で確定しているが 今年僚友に2回も返り討ちにあった後藤選手がどう攻めるか そして迎え撃つ川添選手の走りにも注目が集まる中、両者のマシンがスタ−ト。
甲高いエキゾ−ストを奏で走る後藤エスク−ドはフロントの位置をしっかり 進行方向に見据えながらマシン同様、派手なカウンタ−やドリフトとクリッピングポイントを 奥でとらえる閃き的な走りで、逃げるそして追う。
最大の武器はTDA一の先読みと卓越した駆け引きだと自他共に認める川添選手は 今年よりパジェロミニからエスク−ドにスイッチした途端、表彰台の真ん中を席巻。
そんな彼の走りはドリフトを封印した後藤選手とは真逆のグリップ走行を得意とする。
しかし決勝ラウンドにおいて、川添選手は封印していたドリフト&カウンタ−走行で 後藤選手とバトルをやり始めたのだから、我々スタッフやギャラリ−も驚く。
結局己が走りに徹した後藤選手が先行後攻の2戦とも川添選手を圧倒し、ファイナル ステ−ジにて今年初勝利をあげた。
川添選手の後日談「後藤の走りが今日は完全に決まっていたので、何となく後藤選手の 走りで勝負したくなった」との事 多分引き込まれるくらい、後藤選手が乗れていたのでしょう。
こうして夏を感じさせる熱い11月のTDAファイナルは横転や怪我人もなく無事終了。
来年は皆さん御承知のとおり、ここモビリティおおむたが閉鎖の為、TDAは場所を 移動しての開催となりますが、正直未だ白紙の状態です。
しかしながら、この熱い戦いをこのまま終わらせる訳には行かないので きっと来年も開催、いやもっと面白く開催いたします。
来期もぜひともご参加、応援のほどよろしくお願い致します。
TDA実行委員長
2012年 TDA第二戦 競技委員長総評
梅雨明け宣言がまだ告げられてない状態で迎えたTDA第2戦は前回の発言通り、1600ccを境に初のクラス分けで
幕を開けました。
エントラントが気になる第2戦コ−スのテ−マはテクニカルコ−ス。
パイロンを要所要所に置き、人工シケインを作り出す事で連続加重の移動が必要な 今コ−スは我々委員会の中ではリミテッドが1周50秒後半、アンフィニ−が50秒 前半での戦いになるであろうとの予想でしたが・・・・
闘う初戦の相手を決めるTIMEアタックにおいて、前回の覇者川添選手が ただ1人49秒台を叩き出し2連覇への意気込みを見せ、僅かなタイム差で 昨年の総合チャンピンの後藤選手、総合2位の廣瀬選手が後に続き、昼から 行なわれる本戦での熱い戦いを予感させます。
その川添選手は、今回エスク−ドとパジェロミニの2台を1人でWエントリ−して きた事で、いきなりスタッフは大慌て。 もしかするとW優勝の可能性も出てきました。こんな展開ができるのもTDAならでは と今後もこういうエントラント出場に期待してしまいます。
更には嬉しいことに、今回初出場となるエントラントは4名も。
彼等は手探りの状態で走りながらも、少しずつ走りを安定させ 練習走行も終盤の頃には皆、結構攻めた走りを見せていました。
午前の練習走行、お昼と挟んだ後はいよいよ今回初めての1・6以下 及びディ−ゼルがエントリ−できるリミテッドクラスの本戦が始まります。
初のリミテッドクラスは1番時計を刻んだパジェロJr使いとして最強の住本選手と かつてパジェロミニで大排気量相手に勝ち名乗りを受けていた川添選手2人を軸に動くの ではないかと、我々スタッフは密かに予想しておりましたが、いざ始まってみると ゲ−ムの中心になったのは2人のディ−ゼル使い。
ディ−ゼルタ−ボのデリカスペ−スギアの宮崎選手、そして選手会長の 中村選手が駆るパジェロロングディ−ゼルがギャラリ−を大いに沸かせます。
1回戦がシ−ドだった住本選手は2回戦においてまさかの出走ミスにより失格と大波乱。
川添選手は準々決勝において中村パジェロに破れ、優勝候補同士が何と敗者復活戦にて ぶつかる大番狂わせとなりしたが、ここは川添選手が攻めの一手で、住本選手を押さえ 決勝にて再度中村選手に挑むも、今日乗れている中村選手の勢いをとめることが出来ず 逆に返り討ちに合い、中村選手が表彰台の一番高い場所を射止めました。 中村選手はリミテッドクラス、そして九州のダ−トでは初の栄冠を勝ち取りました。 おめでとうございます。
残り表彰台の一角を射止めたのは、やはり準決勝で中村選手と当たって100分の 5秒差で敗れた宮崎選手が、同じく初のBEST4進出を決めたJA22を駆る 栗田選手を3位決定戦にて破り初のお立ち台へ。
終わってみれば表彰台の2つをディ−ゼルが占める初リミテッドクラスでした。
さてもうひとつのクラス、アンフィニ−クラスにおいて、今回の注目選手はフォレスタ−で 初出場ながら下本選手が1回戦こそ敗れはしたものの、敗者復活戦ではリミテッドクラス 3位になった宮崎選手をも倒し、あと一歩でBEST4までという好成績を残しました。
リミテッドクラス優勝の中村選手は力を使い果たしたのか、要所でミスが目立つ 走りで残念ながら敗退。BEST4は、やはりというか川添、後藤のエスク−ド 使いチ−ムWESTWINの両者に廣瀬、興梠両選手のパジェロ使いチ−ムヒロセ 自動車SEVレ−シングが激突する展開。
結果、廣瀬、興梠選手が準決勝で破れ3位決定戦を迎える事になりましたが ここは先輩の意地で廣瀬克美選手が勝ち取り、最終戦への大逆転勝利に繋げました。
決勝はチ−ムWESTWIN同士、同じ心臓を搭載したエスク−ドでの闘い。
実は2回戦で両者競うも、今年第1戦同様川添選手が勝っており、何とか後藤選手と しては、一矢報いて最終戦に望みたいところ。
1本目は先行後藤選手、後攻川添選手で開始された決勝ラウンドはアグレッシブルな 走りで豪快にカウンタ−を決めながら走る後藤選手が僅かにリ−ド。
前後入れ替わった2本目は、派手な走りを一切封じ、見た目地味ながら確実にタイムを 縮める走りで、1本目の差を確実に埋めようとする川添選手に対し、真逆な走りで何とか 喰らい付く後藤選手が差を開かせまいと懸命に追うシ−ンはまさに決勝にふさわしい戦い。
しかし、この熱いバトルも最終ゾ−ンに差し掛かろうとした時に、後続の後藤選手が まさかのパイロンタッチで決着がついてしまいます。
この瞬間、TDAル−ルにより2秒加算された後藤選手の負けが確定。
川添選手が最終戦を残しポイント100と総合優勝へ大きくリ−ド。 現在2位の70ポイントの後藤、廣瀬(克)選手が優勝するには、川添選手が 最終戦においてBEST4以下である事が条件であるという過酷な展開となりました。
11月のファイナルでは今回同様リミテッドクラスも開催されます 又、ポイントランキング制のアンフィニ−クラスも更に盛り上がる事でしょう
エントラントの皆さんには、しっかり車の整備をしてもらい、もう1回予定の練習会には 是非とも参加してもらって最終戦を楽しんでもらいたいと思います。
エントラントが気になる第2戦コ−スのテ−マはテクニカルコ−ス。
パイロンを要所要所に置き、人工シケインを作り出す事で連続加重の移動が必要な 今コ−スは我々委員会の中ではリミテッドが1周50秒後半、アンフィニ−が50秒 前半での戦いになるであろうとの予想でしたが・・・・
闘う初戦の相手を決めるTIMEアタックにおいて、前回の覇者川添選手が ただ1人49秒台を叩き出し2連覇への意気込みを見せ、僅かなタイム差で 昨年の総合チャンピンの後藤選手、総合2位の廣瀬選手が後に続き、昼から 行なわれる本戦での熱い戦いを予感させます。
その川添選手は、今回エスク−ドとパジェロミニの2台を1人でWエントリ−して きた事で、いきなりスタッフは大慌て。 もしかするとW優勝の可能性も出てきました。こんな展開ができるのもTDAならでは と今後もこういうエントラント出場に期待してしまいます。
更には嬉しいことに、今回初出場となるエントラントは4名も。
彼等は手探りの状態で走りながらも、少しずつ走りを安定させ 練習走行も終盤の頃には皆、結構攻めた走りを見せていました。
午前の練習走行、お昼と挟んだ後はいよいよ今回初めての1・6以下 及びディ−ゼルがエントリ−できるリミテッドクラスの本戦が始まります。
初のリミテッドクラスは1番時計を刻んだパジェロJr使いとして最強の住本選手と かつてパジェロミニで大排気量相手に勝ち名乗りを受けていた川添選手2人を軸に動くの ではないかと、我々スタッフは密かに予想しておりましたが、いざ始まってみると ゲ−ムの中心になったのは2人のディ−ゼル使い。
ディ−ゼルタ−ボのデリカスペ−スギアの宮崎選手、そして選手会長の 中村選手が駆るパジェロロングディ−ゼルがギャラリ−を大いに沸かせます。
1回戦がシ−ドだった住本選手は2回戦においてまさかの出走ミスにより失格と大波乱。
川添選手は準々決勝において中村パジェロに破れ、優勝候補同士が何と敗者復活戦にて ぶつかる大番狂わせとなりしたが、ここは川添選手が攻めの一手で、住本選手を押さえ 決勝にて再度中村選手に挑むも、今日乗れている中村選手の勢いをとめることが出来ず 逆に返り討ちに合い、中村選手が表彰台の一番高い場所を射止めました。 中村選手はリミテッドクラス、そして九州のダ−トでは初の栄冠を勝ち取りました。 おめでとうございます。
残り表彰台の一角を射止めたのは、やはり準決勝で中村選手と当たって100分の 5秒差で敗れた宮崎選手が、同じく初のBEST4進出を決めたJA22を駆る 栗田選手を3位決定戦にて破り初のお立ち台へ。
終わってみれば表彰台の2つをディ−ゼルが占める初リミテッドクラスでした。
さてもうひとつのクラス、アンフィニ−クラスにおいて、今回の注目選手はフォレスタ−で 初出場ながら下本選手が1回戦こそ敗れはしたものの、敗者復活戦ではリミテッドクラス 3位になった宮崎選手をも倒し、あと一歩でBEST4までという好成績を残しました。
リミテッドクラス優勝の中村選手は力を使い果たしたのか、要所でミスが目立つ 走りで残念ながら敗退。BEST4は、やはりというか川添、後藤のエスク−ド 使いチ−ムWESTWINの両者に廣瀬、興梠両選手のパジェロ使いチ−ムヒロセ 自動車SEVレ−シングが激突する展開。
結果、廣瀬、興梠選手が準決勝で破れ3位決定戦を迎える事になりましたが ここは先輩の意地で廣瀬克美選手が勝ち取り、最終戦への大逆転勝利に繋げました。
決勝はチ−ムWESTWIN同士、同じ心臓を搭載したエスク−ドでの闘い。
実は2回戦で両者競うも、今年第1戦同様川添選手が勝っており、何とか後藤選手と しては、一矢報いて最終戦に望みたいところ。
1本目は先行後藤選手、後攻川添選手で開始された決勝ラウンドはアグレッシブルな 走りで豪快にカウンタ−を決めながら走る後藤選手が僅かにリ−ド。
前後入れ替わった2本目は、派手な走りを一切封じ、見た目地味ながら確実にタイムを 縮める走りで、1本目の差を確実に埋めようとする川添選手に対し、真逆な走りで何とか 喰らい付く後藤選手が差を開かせまいと懸命に追うシ−ンはまさに決勝にふさわしい戦い。
しかし、この熱いバトルも最終ゾ−ンに差し掛かろうとした時に、後続の後藤選手が まさかのパイロンタッチで決着がついてしまいます。
この瞬間、TDAル−ルにより2秒加算された後藤選手の負けが確定。
川添選手が最終戦を残しポイント100と総合優勝へ大きくリ−ド。 現在2位の70ポイントの後藤、廣瀬(克)選手が優勝するには、川添選手が 最終戦においてBEST4以下である事が条件であるという過酷な展開となりました。
11月のファイナルでは今回同様リミテッドクラスも開催されます 又、ポイントランキング制のアンフィニ−クラスも更に盛り上がる事でしょう
エントラントの皆さんには、しっかり車の整備をしてもらい、もう1回予定の練習会には 是非とも参加してもらって最終戦を楽しんでもらいたいと思います。
2012年 TDA初戦(第一戦) 競技委員長総評
季節はずれの大型低気圧が前日より、九州全土に停滞し強風、大雨と開催すら危ぶまれたこの日、雨こそ止んだもののAM7:00の時点でのコ−ス状態はまさに田植え前の田んぼ状態。
開催を決定したとはいえ、TDAならではの排気量差を感じさせない トリッキ−なコ−ス設定は、連続コ−ナ−の数を減らし直線を入れる事で 横転を防ぐコ−スへと大幅に変更する事を余儀なくさせられました。
午前の部の練習時間では他のエントラントがスリップに注意しながら 模索状態で走りを模索している最中、選手会長中村選手が駆る パジェロロングただ1台、コ−スが荒れる事を予想し事前に マッドタイヤを選択した恩恵で最初から果敢に攻めます。
しかし誰もが今日1日中続くと思ったこの泥濘状態が昼前には天気が回復し 夏日へと変貌を遂げると一気にコ−スは乾き始め、TDA初とも言うべき 高速コ−スとなって本戦を迎える事になってしまったのです。
タイムアタック終了後、お昼休みを挟みいよいよ本戦開始です。
路面は完全に乾いた状態で始まったTDA第1戦。こうなると排気量が 小さい車種は苦しい展開になり、特に今回JB23ジムニーで初参戦した 武田選手や同じく常連の斉藤選手には、きついTDAとなったようです。
さて今回注目は何といっても1年振りにエントリ−してきたKING 廣瀬選手の実弟廣瀬玄造選手。兄同様凄腕パジェロ使いが加わった事で TEAMヒロセ自動車SEVレ−シングは勢いが増した感じ。
その勢いを止めたのは今期から正式にエスク−ドにスイッチして参戦してきた チ−ムWESTWINの川添選手。
しかし、その川添選手も2回戦でヒロセ自動車の興梠選手を撃破するも 3回戦でチ−ムメイトの後藤選手が駆る、同車種エスク−ドに破れ 敗者復活戦に回ります。
川添選手を破ったWESTWINの後藤選手は無敗のままBEST4へ駒を進め KING廣瀬選手もパジェロJrを駆る菅元そして住本選手を破り、これまた やはり無敗状態でBEST4へ。
残るBEST4の2名は敗者復活戦から、住本選手を倒し川添選手が、残り 1枚のキップは乾いた路面になった為、苦戦する選手会長の中村選手を退け 注目通り廣瀬玄造選手がGET。
BEST4の戦いは身内同士TEAM同士の戦いとなりヒロセ自動車SEV レ−シングからは、兄KING廣瀬選手が弟を破り決勝へ、WESTWIN からは3戦戦に後藤選手に1度負けた川添選手が借りを返す形となり、見事 決勝に進み、その後始まった3位決定戦では昨年の総合チャンピオンの 後藤選手が意地を見せ何とか死守。
決勝は川添選手が後藤選手を破った勢いのままでKING廣瀬選手をも破る 大金星を上げ、初の表彰台の真ん中に登るという波乱の幕開けとなりました。
昨年の2強から3強へ、更にはそれに続くレベルの高いエントラントの面々 今年のTDAは更に熱い戦いが待っているような気がします。
今回、閉会式終了間際に今後のTDAにおける展開として、天候の関係から やむおえず今回のコ−スのような設定で開催するケ−スが今後もおこりうる事から 以前から話に出ていた小排気量車を別にクラス分けをする考えがある事を TDA実行委員から正式に発表されました。
開催を決定したとはいえ、TDAならではの排気量差を感じさせない トリッキ−なコ−ス設定は、連続コ−ナ−の数を減らし直線を入れる事で 横転を防ぐコ−スへと大幅に変更する事を余儀なくさせられました。
午前の部の練習時間では他のエントラントがスリップに注意しながら 模索状態で走りを模索している最中、選手会長中村選手が駆る パジェロロングただ1台、コ−スが荒れる事を予想し事前に マッドタイヤを選択した恩恵で最初から果敢に攻めます。
しかし誰もが今日1日中続くと思ったこの泥濘状態が昼前には天気が回復し 夏日へと変貌を遂げると一気にコ−スは乾き始め、TDA初とも言うべき 高速コ−スとなって本戦を迎える事になってしまったのです。
タイムアタック終了後、お昼休みを挟みいよいよ本戦開始です。
路面は完全に乾いた状態で始まったTDA第1戦。こうなると排気量が 小さい車種は苦しい展開になり、特に今回JB23ジムニーで初参戦した 武田選手や同じく常連の斉藤選手には、きついTDAとなったようです。
さて今回注目は何といっても1年振りにエントリ−してきたKING 廣瀬選手の実弟廣瀬玄造選手。兄同様凄腕パジェロ使いが加わった事で TEAMヒロセ自動車SEVレ−シングは勢いが増した感じ。
その勢いを止めたのは今期から正式にエスク−ドにスイッチして参戦してきた チ−ムWESTWINの川添選手。
しかし、その川添選手も2回戦でヒロセ自動車の興梠選手を撃破するも 3回戦でチ−ムメイトの後藤選手が駆る、同車種エスク−ドに破れ 敗者復活戦に回ります。
川添選手を破ったWESTWINの後藤選手は無敗のままBEST4へ駒を進め KING廣瀬選手もパジェロJrを駆る菅元そして住本選手を破り、これまた やはり無敗状態でBEST4へ。
残るBEST4の2名は敗者復活戦から、住本選手を倒し川添選手が、残り 1枚のキップは乾いた路面になった為、苦戦する選手会長の中村選手を退け 注目通り廣瀬玄造選手がGET。
BEST4の戦いは身内同士TEAM同士の戦いとなりヒロセ自動車SEV レ−シングからは、兄KING廣瀬選手が弟を破り決勝へ、WESTWIN からは3戦戦に後藤選手に1度負けた川添選手が借りを返す形となり、見事 決勝に進み、その後始まった3位決定戦では昨年の総合チャンピオンの 後藤選手が意地を見せ何とか死守。
決勝は川添選手が後藤選手を破った勢いのままでKING廣瀬選手をも破る 大金星を上げ、初の表彰台の真ん中に登るという波乱の幕開けとなりました。
昨年の2強から3強へ、更にはそれに続くレベルの高いエントラントの面々 今年のTDAは更に熱い戦いが待っているような気がします。
今回、閉会式終了間際に今後のTDAにおける展開として、天候の関係から やむおえず今回のコ−スのような設定で開催するケ−スが今後もおこりうる事から 以前から話に出ていた小排気量車を別にクラス分けをする考えがある事を TDA実行委員から正式に発表されました。